世界は死と隣り合わせにある

最も敬愛するアーティスト(producer, DJ, composer, arranger)のNujabesが亡くなった。


享年36歳。


世界に通用する、輝く才能だった。


彼の評価は、今回のニュースがクチコミで広まりつつあった日の夜、日本では1件しか公的なサイトのニュースではhitしなかったにも関わらず、英語では10件弱のニュースがすでに挙がっていたことからも良く分かる。shing02のサイトへのコメントは、今はもう2000件を超えているが、ほとんど英語だ。


彼の紡ぐMelodyは、世界の各地を旅するときも常に傍らにあった。


「この音楽は僕の心象風景の比喩であり、その風景は僕が見て聴いて感じるこの世界の比喩でもある」


彼の残した音やメッセージは、時間や空間を越えて、これからも残っていくだろう。


ライフログとして、メール、テキスト、音声、動画のストリーミング、リアルタイムと過去のアーカイブが大量のフローとして流れる時代、


死が訪れても、彼の存在はネット上、デジタルアーカイブ上、様々なところで今後も人々の空間を紡いでいくだろう。


今、ネットワーク上にある自分達の存在は、100年後は全員存在がなくなっているということだが、これも不思議な感覚だ。


時間軸のずれは、空間を越える。


僕らはビットとアトムの世界に隣合わせに生きている。


Nujabes Dead But His Music Lives On. That's true.


Jun Seba aka Nujabes, Please Rest In Peace.


心よりご冥福をお祈り致します。


http://www.e22.com/nujabes