米バークシャー、医療・ヘルスケア分野への投資拡大

Warren Edward Buffett氏が率いる米投資会社のBerkshire Hathawayが、医療機器メーカー、製薬メーカーなどの医療ヘルスケア分野への投資を拡大している傾向が見受けられる。Berkshire Hathawayは、1年で平均25%超という驚くべきリターンと同時に、中長期の視点に基づいた投資を行っており、尊敬が込められたBuffett氏の通称でもあるOracle of Omahaの姿勢からは学ぶことが多い。

[ニューヨーク 14日 ロイター] 
著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社のバークシャー・ハザウェイ(BRKb.N)は、医療機器メーカーのベクトン・ディキンソン(BDX.N)の株式を120万株購入したほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N)への投資を拡大した。バークシャーが米証券取引委員会(SEC)へ提出した文書によると、同社は6月30日末時点で、8560万ドル相当のベクトン株120万株を保有していた。

 同社はまた、第2・四半期にJ&Jの株式を441万株を買い足し、出資比率を14%に引き上げた。これで同社が保有するJ&J株は6月30日時点で3691万株(21億ドル相当)となる。

 一方、バークシャーは、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N: 株価, 企業情報, レポート)やウェルポイント(WLP.N: 株価, 企業情報, レポート)などへの出資比率は引き下げた。

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